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第一章 16
人間のアストラル体が、霊的存在であるハイヤーセルフから来ている物理的存在であることは、すでに言いましたね。 そのアストラル体はひとつのハイヤーセルフの九分の一を構成しています。 別の言い方をすると、ひとつのハイヤーセルフから九人分のアストラル体が発現しています。
普通の地球人のアストラル体が進化の第一レベルにあるように、そのアストラル体が属するハイヤーセルフも第一レベルにあります。 そして、第一レベルのハイヤーセルフは他の八つのハイヤーセルフと共に第二レベルのひとつのハイヤーセルフに属しており、そのハイヤーセルフには、九つの第二レベルのアストラル体が属しています。
さらに、第二レベルのひとつのハイヤーセルフは他の八つのハイヤーセルフと共に、もっと上位の第三レベルのハイヤーセルフに継がっていて、その上位のハイヤーセルフからは、第三レベルの進化状態にある九つのアストラル体が発現して、そのレベルの人類の肉体に宿っています。
こうした連鎖が物理的宇宙の仕組みと全く同様に、第一レベルから第九レベルまで続き、最終的には宇宙神霊に溶け込んで、完全に宇宙の根源である霊的宇宙に帰属しているのです。
第一レベルのハイヤーセルフから発現しているアストラル体は第一レベルの惑星群に住む人類に宿り、第二レベルのものは第二レベルの惑星群に住む人類に、第三レベルのものは第三レベルの惑星群の人類に宿る・・・
つまり、アストラル体・ハイヤーセルフのレベルと惑星の進化レベルは常に一致しています。
そして、その構成の中に存在するルールは、あるレベルのアストラル体を持った人間は、自分のレベルよりも上位の惑星に移り住むことは出来ない、ということです。 例えば、第一レベルの惑星人が自分たちのUFOに乗って宇宙を探索する間に、第二レベルや第三レベルの惑星に到達したとしても、その惑星に移り住むことは出来ません。
どうしてかというと、あまりにも波動の違いが大きいからなのです。 もし、無理矢理に上位レベルの惑星に降り立ったとすると、その高い波動によって彼らの肉体そのものが時間をおかずして破壊されてしまうことになります。
しかし、その逆は可能ですが、より進化したものが自分たちよりも進化の遅れた惑星にわざわざ住むことを選ぶことはありません。
さて、アストラル体とハイヤーセルフの説明でも分かったと思いますが、先程の説明は下から上に見た場合の事で、本来は上から下へと見るべきものです。
宇宙の大本は霊的宇宙であり、もし、その根源を、地球人が馴れ親しんでいるように、"神"
と呼ぶならば、第九レベルのハイヤーセルフは神そのものから直接発現しているものになります。
そこから第九レベルの九つのアストラル体が第九レベルの人類に宿ると同時に、そのハイヤーセルフからは九つの第八レベルのハイヤーセルフが発現しているのです。 第八レベルのハイヤーセルフは第八レベルのアストラル体を宿すと同時に、九つの第七レベルのハイヤーセルフを発現する、といった具合に、その継がりは地球のレベル迄遠々と続いています。
従って、ここが特に地球人にとって重要なことなのですが、如何に小さいとはいえ、地球人一人ひとりには宇宙根元の神から発現したアストラル体、つまり、魂が宿っているのです。
そして、その魂に与えられた最大の使命は、人間として肉体を持って生きている間に、出来るだけ多くの学びを通して進化向上し、次々と進化の階段を登っていくことなのです。 そのことこそが宇宙存在の理由といってもよいでしょう。
また、その進化を手助けすることにハイヤーセルフの役目があります。 最下位の地球人においてさえ、それぞれが属するハイヤーセルフは考えもつかない程大きな力を有しています。
アストラル体は日夜をとわず自分のハイヤーセルフと継がっており、常にお互いに情報を交換しています。 アストラル体は日々の生活上の出来事や精神的、霊的な経験情報をハイヤーセルフに送り、その逆に、生命を維持し、人間として生きていくために必要な情報や助けをハイヤーセルフから受け取っています。 ハイヤーセルフの力は絶大で、時には死にかけた人間を死の淵から救い上げ、生還させることさえ出来るのです。
物理的に死に直面した人が死後の世界を垣間見るというところまで行ったにも拘わらず、息を吹き返したという話を聞いたことがあるでしょう。 そうした時にたいていの人は、明るく輝く暖かい光を見たと報告しているはずですが、その光がハイヤーセルフそのものなのです。
その時に、アストラル体とハイヤーセルフの間で会話がなされ、アストラル体の方から、まだやり残したことがある、例えば幼い子供の面倒を見なければいけないとか、進化のために必要な仕事が中途半端になってしまう、と言って、物理的世界へ戻ることを強く要望した場合、その願いがハイヤーセルフによって聞き入れられて、いわゆるこの世に戻されることもあります。」
そういった話は彼も何冊かの本で読んで知ってはいたが、ほとんどの臨死体験によって報告されている
"光の生命体" がその人のハイヤーセルフであるというところまでは考えが及ばなかった。
そして、その時、彼は、自分のハイヤーセルフはどこにあるのだろうとふと思った。
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