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第一章 14
「これらのことは、あなたの魂はすでに知っていることです。ところが、あなたが地球上に転生する時に、他のどの魂もが転生の際に通り抜ける
リバー・オブ・オブリビオン、いわゆる "忘却の川" を通過した時点で肉体脳の松果体の中にある知恵の門とでも呼べる、アストラル体の記憶との通信機の回路が閉じてしまったために、現在のあなたの肉体脳には情報として伝えられていないのです。
このことについては、また別の機会に詳しくお話します。
それから、地球全体の進化について不思議に思っているようですが、前にも言った通り、物理的宇宙の存在物すべてにはアストラル体が宿っており、惑星地球にしてもその例外ではなく、アストラル体を持つものすべてが進化をたどるのですから、地球そのものが進化するのは当然の事なのです。
従って、地球人類は、霊性の全体的な低下によって自分達の進化を阻害しているばかりでなく、惑星地球の進化にも悪影響を及ぼしているのです。」
「すみません。質問したいのですが? 地球が独自に進化しているのであれば、地球上に人類が居ても居なくてもその過程は進んでいくのですか?」
「全くその通りです。
長くなりますが重要なことですので、今説明をしておきましょう。
地球上に人類が降り立つ以前何十億年にも渡って、地球は人類抜きにその進化を果たして来ており、その進化過程は現在もなお続いています。 不思議に思われるかも知れませんが、地球も、他の生き物と同様に生死を繰り返しています。
それは、人間や動植物のような、肉体の生死という形ではなく、ある一定の波動から次のレベルの波動への移行という形で行われますが、その際には通常大きな物理的変化が伴います。 その移行そのものが、ひとつの形態の死から新しい形態への生まれ変わりを意味するのです。
ある一定の波動というのは、地球が物理的生命体として発する震動波のことで、地球の物理学者たちによって共鳴震動波と呼ばれているものです。」
その、"共鳴振動波" という言葉は彼には思い当たるふしがあった。
以前アメリカの科学雑誌を読んだ時、宇宙飛行士たちが宇宙酔いを防止するために、7.8ヘルツの振動を与えたクリスタル・クオーツ(水晶)を身に着けて宇宙に飛び立つ話が載っていたからだった。 その中で、その振動数が地球の共鳴振動波の振動数と一致するものだ、という説明がなされていた。
「その通りです。」
とその人物が考えの中に入り込んで来た。
「地球上の生物はすべて地球の共鳴振動波に共鳴しながら生きているのです。 ところが、地球の波動圏から遠ざかると、その波動と共鳴できなくなるために、宇宙飛行士たちの肉体がいわゆる座標を失う結果として宇宙酔いといわれるものを起こすのです。
地球の共鳴振動波が造る振動場はそれほど生き物にとって大事なものなのです。 それは、全生命の生体細胞レベルまで司っているものです。
その共鳴振動波の波動が現在上昇しつつあります。 地球自体が今までの波動レベルから次の波動レベルへと移行しつつあるのです。
今までの波動はもう相当長い間、7.8ヘルツでしたが、これは本来8.0ヘルツであるべきものです。 それ以前は、3.0ヘルツでした。
そして、当時の地球には、それぞれの波動に合った生物が生きていました。 今回の上昇は1976年から始まっていますが、今も言った通り、それよりもずっと以前の波動は本来
8.0ヘルツでした。
ところが、過去一万二千年ほど前から起きた人類の霊性の低下によってもたらされた地球上の生命体の全体的な波動の低下に足を引っ張られる形で、地球の共鳴振動数も0.2ポイント低くなってしまったのです。
もし、地球上に人類が全く存在していなかったとすれば、次の波動レベルへの移行は自然にまかせる形でゆっくりと時間をかけてスムースに行ったはずです。
しかし、現状のように、地球人の存在がその移行を増々妨げている状況においては、今回の上昇過程は生物全体にとって相当過酷なものとならざるを得ないでしょう。」
「それはどういう意味ですか? 環境破壊や戦争がもたらす脅威以外に何かが起きるということですか?」
と聞き返す彼の心の中にはさらなる不安が巻き起こった。
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